この度、7月19日～20日に行われた第31回日本義肢装具士協会学術大会鹿児島大会に参加してきました。

今回の会場はカクイックス交流センター。

とても立派な建物です。

このところの義肢装具業界は、DXやセントラルファブリケーション、タスク・シフト/シェア等、少し前には考えにくかった変革期に突入しています。AIやIoT開発と、多くの先人から伝承されてきた知識・技術が融合することで、製品の品質と業務プロセスが改善し、本当の意味での義肢装具ユーザーの利益に資することになると思います。まさに、本大会のテーマである「伝承」と「革新」、学術大会はそれらに触れることのできる貴重な機会です。

さて、今回も様々な公演や発表そして展示を通じて、たくさんの学びと新たな気づきを得ることができました。

日常的に製作している装具に関しても、視点をかえてみることにより、改善できる部分や、こういう風にした方がさらに良い製品が作れるのではないかなど、多くのアイデアとヒントをもらえたような気がします。

また、熟練の先生の実技セミナーを通して採型技術に触れ、企業展示では最先端の技術を学び、他の参加者との交流も大きな刺激となりました。

今回得た学びを一過性のものにせず、今後の臨床や研究にしっかりと繋げていくことで、より良い製品作りに努めていきたいと思います。