株式会社義肢装具工房かわさき | 熊本・宇城・宇土の義肢・装具製作所

こどもの足の相談室

2025.12.01

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第41回日本義肢装具学会 学術大会へ参加してきました

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この度、新潟で開催された第41回日本義肢装具学会学術大会に参加してきました。
今回のテーマは「多職種連携による疾患・障害・高齢者へのアプローチ」で、義肢装具に留まらず福祉用具・住環境まで視野を広げた内容が多く、非常に密度の高い2日間となりました。

 

東江大会長からは、義肢装具士数の減少や将来的な人材確保の問題が示され、3Dスキャナ・3D CAD/CAMによるDX化など、業態の変化にどう対応していくべきかという問いが投げかけられました。現場で感じている危機感と重なる部分が多く、改めて自社の未来像を思い描く良い機会になりました。

 

補装具費支給制度や更生相談所との連携に関する大規模アンケートの報告も興味深い内容でした。借受け制度は「認知は高いが利用は進まない」というギャップや、処方の根本的な仕組み、誰が何を判断しているのかという構造的問題、装具処方におけるセカンドオピニオンの必要性など、普段の実務で感じている課題と重なる部分が多く、今後の改善のヒントを得られたと感じています。

 

また、最近は義手分野の学習に力を入れていることもあり、上肢切断・筋電義手・小児症例に関する発表を重点的に聴講しました。実際の臨床現場での運用や電極設定の工夫、多職種との連携の実例など、すぐに明日の業務に活かせる知見が多く得られ、大変刺激を受けました。

 

ランチョンセミナーでは、大会長が自ら育てられたお米のおにぎり入りのお弁当をいただき、心のこもったおもてなしに思わずほっと一息。温かさが伝わる時間となりました。

 

今回の学会参加を通じて、業界全体の将来課題(人材・DX・制度面)と、日々の臨床技術の両側面で多くの学びを得ることができました。これらの気づきを、今後の業務改善や会社運営の方向性にしっかりと反映させていきたいと思います。

 

2025.12.01

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